2023年11月30日木曜日

 スミス専任時計師の

ウォッチギャラリー・ビッグベアー店主
大熊 康夫のブログ

美しさで選ぶ④

「至極の逸品」
1958年スミスデラックス9金無垢15石腕時計


美しさとオリジナリティーのグッドバランス

1958年に製造されたこのスミス・デラックスは、美しい状態を保ち、なおかつオリジナルボックスや保証書が付属する極めてバランスの良いアイテムといえます。

状態の良い青焼針の金無垢デラックスが少なくなっている現在においては、ベストなセットであるといえるでしょう。

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このデラックスの魅力

スミスに興味をお持ちの方ならば、一度はこの青焼針の金無垢デラックスを視野に入れたのではないでしょうか。

それは、光が当たると青く輝くブルースチールハンズ、浮彫で視認性の良いアラビア数字、アイボリー色の文字盤とスモセコ、そして何と言っても英国の名門デニソン社の滑らかな曲面が特徴の金無垢ケースなど魅力が満載だからに違いありません。

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美しさが際立つ青焼針とそのコンディション

シャープかつ奥深いデザインの青焼針は、まるで南米に生息するモルフォ蝶のような魅惑的な輝きを放ちます。

そして、そのコンディションは微かな経年変化が見られるものの頂点といっても良いほどの美しさを保っています。

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ボックスの美しさも際立っています

時計の状態はもちろんのこと、付属のオリジナルボックスのライニングもご覧の通りの美しさ、所々にエイジングは見られるもののとても60年以上が経過した製品とは思えません。

ベルトはイタリア製の本リザード革の新品を装着していますので相性も良く、気持ちよくご使用いただけます。

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専門店ならではの整備が新品当時の性能を甦らせる

このデラックスはその外観からもお分かりいただけるように、ほとんど使用されることなくオリジナルボックスの中で保管されていました。

とはいえ、60年以上が経過した製品ですので、スプリングなどの金属疲労は無視できません。

それらの消耗品は新品、もしくは対策部品に交換し、専門店ならではのノウハウで工場出荷時と同等以上の性能に仕上げられており、3年間の動作保証を付けられる理由がそこにあります。

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「動画ならではの立体感やムーブメントの繊細な動きをぜひご覧ください」





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2023年10月27日金曜日

スミス専任時計師の

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美しさで選ぶ③

「デュオトーンにおける孤高の存在」
拘りぬいたケース材質とデザイン


どことなく異なる、凛とした佇まいの理由

一見するとスタンダードなデュオトーン文字盤のデラックスと思われがちなこのモデル。

実はこのモデル、ステンレス・スチールをベースにしたゴールド・プレーテッド・ケースが採用された、とてもレアなデラックスなのです。

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孤高の材質感と美しい造形に酔いしれる

デュオトーン文字盤の魅力はスタンダード・モデルと変わりませんが、このデラックスは、他とケースの材質と造形がまったく異なります。

スタンダードのデュオトーンは真鍮にゴールド・プレーテッドもしくはクローム・プレーテッドが施されていますが、このモデルはステンレスのベースメタルにゴールド・プレーテッドが施されているため、引き締まった硬質な印象をその造形に感じられ、また、使い込むほどに独自の質感を醸しだします。

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ステンレスにゴールド・プレーテッドならではの表情

このモデルはステンレス・スチール+ゴールド・プレーテッドというイレギュラーな組み合わせが採用されていることでケースの印象が他と大きく異なります。

使用することで変化してゆく味わい深い表情は、真鍮ベースのケースにはない独自の質感といえ、当時、スミス社のこのモデルへ対する深い拘りであったと感じられます。
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プレゼンテーションであったからこその美しいコンディション

この個体の裏蓋には美しく刻まれたイングレーヴィングがあり、このことからプレゼンテーション・ウォッチであったことが分かります。

プレゼンテーション・ウォッチは退職時などに記念品として長年勤めた会社から贈られる時計で、使用頻度をひかえ、大切に使われていたケースが多く、この個体のような素晴らしいコンディションが保たれていたという訳です。

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この時代には珍しいショックプルーフ機構が搭載された振り子

裏蓋の刻印から、このデラックスが製造されたのは1956年以前と考えられますが、この時代にショックプルーフ付きの振り子が搭載されているのは極めて珍しいことです。

振り子にはチラネジが見られますので、1960年代初期以前の振り子であることが分かりますが、文字盤には「shockproof」の文字がないため、実験的に製品に導入された個体であったとも考えられます

ヒストリーは不明ですが、最初期のチラネジ付き振り子とショックプルーフのコンビネーションは見た目の違和感がない上、実用にはありがたい機能といえます。

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外観の美しさ同様にムーブメントもミントコンディション

使用頻度が極めて少なかったこのデラックスのムーブメントを分解してみると状態は極めて良いものでした。

とはいえ、消耗品であるスプリング類は新品交換を行い、工場出荷時の状態に仕上げていますので1950年代にタイム・ワープしたような気持でご使用いただけます。

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2023年10月22日日曜日

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佇まいで選ぶ④

「愛し尽くされたデラックス」
時を知る道具として正しく使い込む



1950年代を心底楽しめるレア物デラックスが入荷

この度、英国より入荷したのは、いくつかのレアモデル スミスの中でも特に個体数の少ないデラックスです。

クローム・プレーテッドのケース、スモールセコンド文字盤、センターに施された地紋、そして凝った造形の浮彫インデックス、そのすべてが1950年代の魅力に溢れています。

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スミスの純正竜頭と端正に作り込まれたインデックス

竜頭は、唯一ひとの手で操作する時計のメカニカル・パーツです。このデラックスに装着されている巻心地の良い竜頭は、近年交換されたスミスの純正品です。

光の当たり方で、くっきりとした立体感が現れる端正な作りのインデックスはこの時計の魅力を力強く引き立てています。

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使い込まれて生まれた文字盤の自然なエイジングは真珠のような表情

大切に、しかし毎日使う時計として愛されて来たこのデラックスには約70年間の経年により生まれた自然なエイジングが各部に見られます。

特に文字盤の外周部分には光環境により、まるで真珠のような複雑で美しい表情を見せる瞬間があります。

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文字盤の網目模様が、このデラックスの繊細なチャームポイント

優れた英国製品には、このデラックスのように極めて次元の高いバランスの取れた美学を感じることができます。

その中でも文字盤センター部分に施された浮彫の網目模様は、このデラックスの繊細さを印象づける個性といえるでしょう。

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クローム・プレーテッドは、擦れて地金の真鍮が顔を見せる

ケースのクローム・プレーテッドのエッジ部分や裏蓋のオープナーと接する窪み部分などには擦れが見られ、地金の真鍮が露出しています。

これらは、実用品としてハードに使われ、また、度重なるオーバーホールによって、裏蓋が開けられたことを物語っており、機械式時計として本来の使われ方をされて来たことをうかがい知れます。

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定期的に時計師の手で整備されて来た美しいムーブメント

ビッグベアーでは、スミス純正の部品で構成されているというオリジナリティー、そして、正しい整備を受けて来た個体であることを重視して、英国より入手しています。

さらに、ムーブメントに関しましては、すべてを分解し徹底的な部品の点検を行った上で、少しでも消耗の見られる部品は交換や修復を行いスミスの工場出荷時の状態に甦らせて販売しています。

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前オーナーと時計師の気持ちを引き継いでいただきたい

日常の時計として頻繁に使用され、定期的な手厚い整備を繰り返されて来たこのデラックス。

このモデルの魅力に気づかれて、今まで同様に、整備をしながら使い込んでいただける方に出逢っていただけたら嬉しいです。

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2023年10月9日月曜日

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佇まいで選ぶ④

「70年物の質感を楽しむ」
完璧な整備で工場出荷時の精度が甦る


デラックスにはその名が示す通り贅沢な材質が使われていた

ヴィンテージ・ウォッチに魅力を感じるポイントは人それぞれですが、このデラックスを一瞥すると、質感の高さにやられてしまうことでしょう。

現代の製品のように表面加工を施して質感を高めるのではなく、上質な素材そのものの質感を生かしているところが1960年代以前の製品の肝なのです。

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ケースや竜頭、文字盤などのどこへ目を向けても保たれている質感

今回、英国より入荷したデラックスは、長年、実用に使用されていたことがすぐにわかるエイジングを伴った個体ですが、どこを眺めても味のある上質さと美しさが保たれています。

約70年の歳月を経ることで、時が作り上げた雰囲気の極めて良い佇まいとして感じられるのは、吟味された材質が使用されていたことに他なりません。

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3ピースのデニソンケースと純正竜頭の佇まい

英国の名門ケースメーカー、デニソン社の作となる、この3ピース・ケースは真鍮にクローム・プレーテッドが施された当時の高級時計にはスタンダードと言える材質が採用されています。

このことからは、50年、100年先に、どのように質感が変化し美しいエイジングとなってゆくかを想定して製作されていたことがお分かりいただけることでしょう。

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裏蓋に刻み込まれたイングレイビングが、このデラックスの個性

スミスのプレゼンテーション・ウォッチのほとんどは金時計ですが、このデラックスのSS製裏蓋には美しいイングレイビングが刻まれています。

また、この裏蓋の内側には多数の整備記録が刻まれており、長年にわたりしっかりとした整備が施されて来たことの裏付けといえます。

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ビッグベアーにて徹底的な整備を受けて甦ったデラックス

70年の間に、数多くの整備が行われて来たとはいえ、英国より入荷した状態は、スミスの工場出荷時と同等といえる状態ではありませんでした。

スミスの欠陥部品であるボルトスプリングを対策部品へ交換し、さらに消耗品の新品交換などビッグベアーにて徹底的な整備を行い新品当時の動作を甦らせてあります。快適に使用できる70年物のデラックスに仕上がりました。

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2023年9月29日金曜日

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佇まいで選ぶ③

「使い込まれた歳月が作り出す美学
 金無垢デラックスを使い倒す


60年以上の歳月が生んだ個性が魅力的な金無垢デラックス

今回、英国から入荷したスミスは、長年使い込まれたことで生まれた佇まいが美しい金無垢デラックスです。

金無垢ケースのいたるところに見られる細かな使用キズや、文字盤に現れた経年によるエイジングは、長年、時を知るための道具として、正しく使い込まれて来た証といえるでしょう。

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1955年製、9金無垢35mmマグナムサイズのフラッグシップ

スタンダードなデラックスであれば、ケース外径は30~32mmほどですが、このモデルは
35mmとスミスの中ではマグナムサイズのフラッグシップにあたります

フラッグシップに相応しい9金無垢ケースは、太めのラグに16mm標準サイズ幅のベルトを合わせることで、そのサイズ感を強調しています。


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繊細な色合いの文字盤と当時モノ「デッドストック・ベルト」

このモデルの魅力は、マグナムサイズのローズ系金無垢ケースにとどまらず、繊細でややグリーンを感じさせる文字盤に、上品な英国らしさを感じさせます。

また、わずかなエイジングは見られますが、デッドストックの当時モノ・ベルトが付属いたします。

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個性的な浮彫のアラビア数字とスクウェアなインデックスが魅力

マグナムサイズの文字盤の場合、通常のスモセコだと大きく削られてしまう「6」の文字がほぼ残されており、いかにそのサイズが大きいかが分かります。

浮彫の四つのアラビア数字とスクウェアなインデックスとが気品ある個性を放ちます。

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当時モノのベルトがエイジングした佇まいにマッチする

付属の当時モノのデッドストック・ベルトは各部に経年変化が見られるものの、その時代ならではの雰囲気があり、このデラックスとの相性は抜群。

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ケース裏面に施された極めて美しい刻印はこの個体のアイデンティティー

このデラックスのマグナムケース背面には、プレゼンテーション・ウォッチとしての極めて美しい刻印が施されており、この個体の隠れた個性であるといえます。

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外観のエイジングとは裏腹に完璧に整備されたムーブメント

長年使い込まれて来た時計のムーブメントは常に適切な整備が施されて来たとは限りません、消耗品の交換はもとより、摩耗した部品の交換は必須です。

工場出荷時と同等の状態にリセットされ、さらなる歳月を快適に使用するための準備が整います。

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フラッグシップの金無垢デラックスを使い倒す

金時計は、スミスの中ではハイエンド・モデルに属し毎日実用の時計として使用するというよりは、特別な日に大切に長く使い続けるというイメージがあるのではないでしょうか

そんな金時計を惜しみなく日常的に使う。そんな贅沢を楽しめるのがこのデラックスのようなすでに使い込まれた個体の特権といえるでしょう。

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2023年9月17日日曜日

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 美しさで選ぶ②

「外観の美しさと、メカニズムの正確さ
 1960年代を味わう


繊細で奥深い佇まい、そんな英国らしさがスミスの魅力

一見すると、地味に思えるこの佇まいは、使い込むほどに味わいを感じられる、典型的な英国製品なのです。

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気品あふれる英国的なデザインが、アストラルの身上

やわらかさを感じさせるデザインの中には、エッジの効いた長短針やバーインデックス、そして、文字盤に刻み込まれた繊細なラインが互いに響き合い、イタリック書体のASTRALを引き立てています。

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新品に交換された竜頭がこのアストラルの門出にふさわしい

オリジナルの竜頭であっても、毎日巻き上げられていた竜頭は角が丸くなり巻きにくくなるため、新品に交換して新たな旅立ちに備えます。

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裏蓋を開ければ工場出荷時と同等のムーブメントが!

手前に見えるリング状のパーツが振り子で、幾つものギアが回転速度を変えて振り子へ動力を伝えます。すべてのパーツは新品のように美しく輝いています。

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スプリングなどの消耗品は新品交換され本来の精度を取り戻す

工作精度の極めて高いアストラルのムーブメントには幾つものルビーが埋め込まれ、それらが精度と耐久性の高さを担っています。中央にはENGLANDの誇らしい刻印が。

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このスミス・アストラルがこれからの季節を楽しませてくれる

ヴィンテージ・ウォッチのなかでも英国製のスミスは、特に秋冬の季節に良く似合い、レザーウェアとの相性が抜群。

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スミスの時計をファッションの中心にアイテムを選ぶのも楽しい

1960年代の本物のヴィンテージであるスミス・アストラルと相性の良いウェアーをチョイスすることで、ファッションの方向性が整い粋な装いを構築できます。

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2023年8月11日金曜日

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 佇まいで選ぶ②

「ハードに使った外観と完璧なメカ
 年輪を刻んだクールなデラックスを快適に使う

★チェックポイント☞ 細部のエイジングの美しさを拡大してご覧いただきたい

半世紀以上の時が作ったこの佇まい。カッコ良くないですか?

今回、英国より入荷したデラックスは、徹底的に使われた個体です。ゴールド・プレーテッドのケースだけでなく文字盤や針などに至るまで均一に激しくエイジングしている佇まいがとても魅力的。

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★チェックポイント☞ ヴィンテージといえども、ここまでのエイジングは至難の業!

エイジングした個体は魅力的。でも、メカニズムに不安が… 

新品同様の個体でも、60年以上が経過した時計に当時の性能を甦らせるのは簡単なことではありますが、このデラックスのように使い込まれた個体であれば難易度はさらに増します。

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ビッグベアーの経験値と技術力が、不安を解消! 

スミス専門店として永年の経験を重ね、豊富な純正部品をストックしている当店であれば、使い込まれて消耗したムーブメントであっても、スミス本来の性能を甦らせることが可能です。そして、もちろん3年間動作保証も付帯いたします。

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クールな外観と完璧なメカニズムが「楽しめるヴィンテージ」を生む 

時に、新品よりも魅力的に思えてしまうハードに使い込まれたヴィンテージの佇まい。そんな年輪を重ねた古木のような味わいを感じさせる古時計が、オリジナリティーを損なうことのないメカニズムで正しく動作してくれたらカッコ良くないですか?

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