2018年3月17日土曜日

最初期の9金無垢デラックス


1951年製のレア・アイテム

このデニソン社製ケースに、この文字盤。デラックスに詳しい方なら、1955年前後のモデルと思われるかもしれません。ところが、このモデルの生産年は1951年と、最初期のデラックスなのです!見分け方は長短針の形状。よく見ると装飾のない一本の棒状のデザイン。どこかで見たことがあると思った方は、かなりのスミス通です!そうデラックス以前の1215モデルによく使用されていた針なのです。つまり、1215とデラックスの両方の特徴を兼ね備えたデラックスなのです。全体に極めて状態の良い個体ですが、10時と11時の間などにエイジングが見られるため低価格のプライスに設定しています。この程度のエイジングは気にならないと思われる方には極めてお得な個体と言えるでしょう!


サイドを見ると3ピース式のケースであることがわかります。エッジ部分の摩耗が極めて少なく、また、オリジナルの竜頭の状態からも、極めて使用頻度が少なかったことがわかります。






デニソン社製ケースの裏蓋を開けると内側にホールマークが見えます。錨のマークとアルファベットのBで1951年製造であることがわかります。







ムーブメントを見ても、その美しさから、ほとんど使用されていなかったことがわかります。ショックプルーフ機構はまだ付かない時代ですが、日常使用には問題の無い品質に熟成されたCタイプっムーブメントが搭載されています。





裏蓋には、古い英国車に良く使用されていたZENITH CARBURETTER社の刻印が刻まれています。

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